12月24日に実施した第82回定例会の報告です。

1.12月市議会一般質問(腰塚議員)

熊谷空襲の戦跡を生かした平和行政 ―戦災指定都市の役割と可能性を探るー
  (腰塚議員の説明)
   ・国政政党のカラーがついてくるので、今まで平和行政について取り上げた
    ことがなかったが、今回取り上げたところ答弁は非常によかった。
   ・答弁概略
    若い世代に戦争の記憶を継承し、社会と世界の恒久平和を実現することが課題。
    学校では総合的な学習で戦跡や図書館見学をしており、教育教材としても有用。
    戦跡に看板を設置するのは基本的には戦跡の所有者になる。調査研究を
    して設置できるように働きかけていく。
    戦争戦跡が市指定文化財として適切であると判断した場合は審議会にはかって
    文化財に指定していく。調査して指定登録するのには1~2年かかる。
  (意見交換)
   ・授業内容は副読本にも記載されておらず、おそらく各学校に委ねられている。
   ・身近な地域のことは子どもたちも興味をもつ。
   ・石上寺で、8月14日にグラマンに撃たれて死んだ子どもがいることを聞いた。
    熊谷空襲の被害者としては数えられていない。
   ・保守系の市議も戦跡めぐりに興味を持っていた。

2.熊谷西高訪問

  ・全国高等学校歴史学フォーラム2022で発表された「ダークツーリズム
   としての熊谷空襲」総探研究班の生徒の1人と先生に会った。
  ・生徒は自分たちで本を読み戦跡めぐりをしてきたとのこと。

3.今後の戦跡めぐりをどうするか

  ・熊農と熊工、熊商について検討した。

4.その他熊谷空襲関係

  ・2023年1月で92歳になる空襲体験者の紹介を受けた。
  ・昭和館の担当者からの依頼があり、体験者を紹介した。

5.情報共有・連絡など

  ・空襲オンライン学習会(空襲・戦災を記録する会)に参加した。
    11月26日 高校新科目「歴史総合」の可能性 -「空襲」の新しい学び方を考える
    12月4日 多摩地域の戦争遺跡から学ぶ
  ・11月26、27日に平和学会があり、ZOOMで戦争と空爆問題分科会に参加した。
   バルセロナ空襲について大学院生が発表した。
  ・前回平和講座から学んだことについて意見交換。

次回の平和講座および定例会は以下を予定しています。是非ご参加ください。
事前予約制です。

 日時:1月29日(日)9:30~熊谷平和講座、11:00~定例会
 会場:市民活動支援センター 会議室
 平和講座テーマ:宗教と政治 (副題)旧統一教会問題を考える

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